夜叉の双子
□第一訓
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inIKEDAYA
「天人との戦において鬼神の如き働きをやってのけた武人…坂田銀時
我等と共に再び天人と戦おうではないか。」
信じられなかった。否、どこかでは分かっていたのかもしれない
銀さんの強さは、普通の剣術道場では手に入れられないことぐらい
桂さんの要望に、銀さんは首を縦に振らなかった
そんな折、ふと聞こえた"白銀"という名前…
誰?と、問う間も無く話は終局に近づいていっていた
「既にわれらに加担したお前に、断る道はないぞ。
テロリストとして処断されたくなくば俺と来い
迷う事はなかろう元々お前の居場所は、ここだったはずだ。
白銀も次期必ず見つけ出す。いや、
見つけ出してみせる。」
「銀さん…」
バン!
「!!」
「誤用改めである!
神妙にしろ、テロリストども!」
いきなり扉が開け放たれて、入ってきたのは、黒ずくめの集団。
そのとき銀さんは、小さく「白銀…?」
と呟いていたのが聞こえた気がしたが、
聞き返す間も無く、桂さんの
「イカン!逃げろォ!!」
という大声と共に僕は、みんなと駆け出した
あの黒ずくめの集団は、真選組と言うらしい
そのとき
「オイ」
という声と共に銀さんに向けて放たれた突き
銀さんが心配だったけど桂さんに連れられて僕と神楽ちゃんは、奥の部屋に駆け込んだ