06/05の日記

21:12
小説(キュウゾウ?)
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キュウゾウの死後。
キュウゾウの死を知ったキキョウは…?


カンベエはある村に向かっていた。

それはキュウゾウの同僚でありカンベエとは知り合いでありキュウゾウの妻になるはずだったキキョウに。



「久しいな。キキョウ。」

「カンベエか。これは久しい。」
「元気だな。」

「元気だけが取り柄ではないが、キュウゾウにいろいろ言われたからな。」

カンベエは言葉に困った。

「キュウゾウは元気か?」
そう聞かれたからだ。
どう切りだそうか迷う。

「カンベエ?」

「…キュウゾウが…」

そう言うと察知したように、キキョウは少し悲しみをみせた。


「死んだか…」

「…ああ。」

「どうやって死んだ?」

「……」
言えなかった。

仲間が放った銃の流れ弾で死んだとは…。


「亡骸は都と落ちたのか?」

「刀はカンナ村にある。」

「そうか…」

キキョウの目にはうっすら涙が…。

「キュウゾウ…なんで…」

崩れ落ちそうなキキョウの体を受けとめる。

「キュウゾウ…」

「キキョウ…」


「カンベエ…私をカンナ村に連れていってほしい。」

「……。」

「キュウゾウを拝みたいんだ。」
「……。」


「カンベエ…。」


「分かった。」


カンナ村に行ってからの事

キキョウは真っ先にキュウゾウの墓に向かった。

シチロージの話だとかなり泣いていたそうだ。



それからというもの。
キキョウはカンベエと共に旅に
出たとか…。

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