art戦士セティア2
□第六話 灼熱のレイ・ヴァル
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ハァ、…ハ
荒い息づかいが周囲に響く
ハァハァ、…
周りには人はいない
何もない
見える物は同じ風景
汗が顎を伝う
ここはどこなのか
なぜいるのか
自分は誰なのか
「………一体、………私は…………」
膝を着いた地面にはさらさらの砂が広がっている。
ただそれだけだった
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