art戦士セティア2
□第八話 アスラン店御来店
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燃ゆる太陽が体をじりじりと照らし、紫外線がひりひりと感じる。
しかし前回とは違いクレインのキャンドルアートでひんやりと涼しい。
「アスラン店ってなんだろうね」
零がワクワクしたような足で歩いていく。
あたしはその元気が欲しい;
「幻って言うくらいなんだし…見たことない物とか置いてあるんじゃない?」
「わぁ…早く見てみたいなぁ」
おいおい
幻なんだからそう簡単に見つかるはずがないのだ。現にこの依頼は何度も他の人間が受注しては諦めているのだ。
クレインは依然遠い場所を見つめている。