art戦士セティア2

□第一話 エフェクラウムと泥酔女
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「二時間?…おかしいわね」

「だって…僕達さっきから同じどころぐるぐる歩いてるし…」


バッと零を見ると零は木に向かって指を指していた。
その先にはへし折れた哀れな木があった。


「さっきあたしが道に迷ったら大変だから目印にしたやつ」


「ここを通ったのも10回目だよ;」


「…完璧な迷子ね;」


ハァと2人してため息を着いた。しかしこんなところでもそもそなどしていられない。
いっそのことあたしのアートでこの森を焼き払うか。


「セティア、今森を焼き払うかって思ったでしょ」
「!;」



零にあっさり見抜かれたがもう本当にどうしょうもないのだ。



「…アート、あ!そうだ」


何か思い出したように零はアート道具ぺんしるんを取り出し、地面へと絵を描いていく。
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