art戦士セティア2

□第六話 灼熱のレイ・ヴァル
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「確かに世界には様々なギルドがあるわ。急にどうしたの?」

「いや、実は…」


セティアにはギルドに興味があるというのもあったが依頼の内容に訳があったのだ。


「この依頼を受けようとしていたんですが」


「あ!セティアそれ…」


零が気づいたようにセティアの持っている紙を指差した。


[特別依頼 受注先 アイアンベアズ]


「アイアンベアズってギルドですか?」

「あー…そうよ。ドゥルバドゥールよりも下のね」

「…はぁ;」


アイアンベアズでの特別依頼。その内容は砂漠にある"幻の店"を探すというものだった。
ミロレミアさんが何故対抗意識を燃やしたのかというのは置いといて…


「これはこのギルドでしか依頼が受注できない特別な依頼なのよ」


紙をセティアに返すとミロレミアは零が飲み干した緑茶を再び注いだ。
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