art戦士セティア2

□第六話 灼熱のレイ・ヴァル
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「やっぱりアイアンベアズに行かなきゃか…」

「セティア、この依頼受けるの?」


「だって…、幻なんて気になるじゃない」


零は思った。
最近軍資金よりなにより依頼を受け、大陸を散策するのが楽しいのではと。しかしセティアが楽しいなら自分もそれでいい、そんな謙虚なことを考えていた。


「ミロレミアさん、あたしこの依頼受けます!ギルドアイアンベアズの場所を教えてくださいっ」

「あら本当に?」


心なしかミロレミアさんがアイアンベアズに行かせるのを躊躇ってみえる;


「セティアちゃんが依頼を受けるんだものね、いいわ」


サラサラ、と紙に地図を素早く描いていく。


「アイアンベアズの本拠地はここから南に、レイ・ヴァル大陸に入ってロデルの街にあるわ」


渡された紙に描かれた地図はわかりやすく、セティアと零は顔を見合わせ頷いた。
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