art戦士セティア2
□第六話 灼熱のレイ・ヴァル
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するとそこに紺色のローブを着たクレインがやってきた。
話をなんとなく聞いていたのだろう。
「……」
「?」
「同行、………してもいいか?」
「え?」
「え゛!;」
セティアは驚き零はあからさまな表情をした。しかしあっさりと同行をしてもいいと返事をした。
「……ありがとう」
「クレイン…着いてくるのはいいけど;」
「大丈夫、だ……迷惑がかからないようにする」
「そうじゃないんだけどね;」
零の青いオーラがクレインの背中にささるがクレインの瞳にはセティアしか写っていなかった。
「明日の朝、エフェクラウムを出発しよう」
「………あぁ」
「(クレイン…も来るんだ;)」
しゅんと頭垂れる零をセティアはよしよしと撫でた。
嬉しそうな顔をした零を見てミロレミアは単純ねぇ;と思ったのであった。