art戦士セティア2

□第八話 アスラン店御来店
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しかしながら砂漠というものは本当に砂だけの地帯が広がっているみたいだ。
灼熱地帯と言われている位なんだから当たり前だが。


ゴゴゴゴ…



「!?」

「じ、地震!?」


地響きと共に地面が揺れる。砂がなだれて足が巻き込まれそうになる。
ズズ…と静にセティアたちを砂が取り込んでいく。


「わぁ!!」


「あれは!!!」


「…………蟻地獄…」


少し離れた先には渦を中心とした蟻地獄が広がっていた。
セティアたちはまさしくその蟻地獄に向かって沈んでいる。


「やっやばいよあれは!!;」

「う、動けないぃ!;」


クレインにいたっては身動き一つしていない。




キシキシキシ…
キシキシキシキシキシキ


何かを噛むような鳴き声がする。
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