art戦士セティア2
□第九話 夢見心地の幻
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「ビーズが原因?」
「君たち、僕のお店に入る時鍵を使ったよね」
「あのドラゴンが持っていた…」
「あれは僕のアートさ。そう簡単に店を見つけて入るなんて幻なんて言わないからね」
この人意外と鬼畜なんじゃないか
セティアは苦笑しながら思った。
しかしあんな大きなドラゴンがビーズ、アートだったなんて。
この人の力は底知れない。笑顔の裏に何かが隠れているのかもしれない。
「君たちはドラゴンすら倒したしね」
「倒したって言うんですかね;」
「まぁまぁ、これも何かの縁だね。君たちに渡しておくよ」
アスランの身に付けているジーンズ生地のエプロンポッケから何かを取り出した。
それをセティアの手に渡し握らせた。