art戦士セティア2

□第九話 夢見心地の幻
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「セティアのお兄さんかはわからないけどその人物は遥かなる大地へ行くと言っていたよ」


「…遥かなる、大地」

「君のお兄さんだとは限らないけど何か役に立つかな」


「はい、ありがとうございます!」


にこりといつもの強気な笑顔がセティアに浮かんだのを一同はホッとしながら見つめた。
アスランがお茶を入れるね、と場を離れようとした時だった。




ズガガ…ドォオオオン!!


アスラン店は大きく揺れ窓からは太陽の日が射し込んできた。
何が起きたかわからず混乱する最中零が慌てたように窓の外を指差した。
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