The chain of bond

□それから……
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「あ、おはよう由希」


由「おはよう」




朝起きると本田さんの荷物らしき物を持った由希がいた



「それで全部?」


由「たぶんね。一応、後で本田さんに確認するけど」


「…………ねぇ、やっぱり本田さんって此処に住むの?」


私はずっと気になっていたことを聞いた


テントはあんなになっちゃったし……此処に住むしかないよね



由「まぁね。……住むと言っても本田さんのおじいさんの家の改築が終わるまでだけど」


「ちょ、そんな軽く言ってるけど大丈夫なの?」


由「大丈夫だよ。抱きつかれさえしなければね」



本当に大丈夫かなぁ……



「……ま、いっか。私はもう学校に行くけど、本田さんが起きたらよろしく言っておいてね」


由「うん、わかった。行ってらっしゃい」


「行ってきます」









――――――――――
―――――――
―――――








学校に着いて自分の席に座る。まだ宍戸と向日は来てないみたいだ



頑張るなぁ、テニス部



そういえば、もうすぐインターハイの予選が始まる的なことを侑士が言ってたなぁ



「おーい」



てか、1年なのに試合に出るわけじゃないよね?



「おーい」



侑士ってば、いかにも自分が試合に出るって感じに言ってたけど……




「おいっ!草摩!!」


「ぅはいっ!?」



うおぉぉ〜……びびったぁ〜……


「って、山田君じゃん。どったの?」

「永崎だ。かすってもねぇよ」



誰かと思ったら、宍戸とは逆隣の席の山崎君(←)だった



永「さっきから草摩の携帯鳴りっぱなしなんだけど」


「あ、本当だ」



えっと………



呉兄からじゃん(何げに呉兄って携帯持ってるんだよね)



でも、あと1分くらいで先生来ちゃうし………ま、いっか←たぶん大したことじゃないだろうし
(←いつも紫呉から嫌がらせの電話を受けてる人)











セッ…セーフかっ!?

ま、間に合ったぁーーーー!!











とかいう宍戸と向日の声を聞きながら私は携帯をしまった





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