The chain of bond
□接触
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結局テニス部軍団と一緒に昼食を摂ってしまった
いや、あれは不可抗力だ。向こうが後からやって来たんだ。私の方が先に屋上にいたわけだし
これで、女子からイジメられたら文句言ってやろ
……でも、ま、悪くないかも…
帰りの電車の中、私は名前の増えた携帯の電話帳を見ながら思った
ことの発端は向日の一言だった
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向「……俺、草摩のアドレス知らねぇんだけど」
「あれ?そうだっけ?」
昼食も食べ終わり、さて帰ろうか、と思ってたときに向日は言った
宍「そういえば俺も」
忍「俺は知っとるで」
まぁ、中学からの仲だし。結構連絡取り合うし
向「マジかよ。……てことで、教えろ」
「何で命令形」
や、そこは普通に“教えて”でいいでしょ
宍「あ、じゃあ俺も」
芥「Aーーー!がっくんに宍戸ばっかりズルEーーーっ夏ちゃんオレにも教えて!!」
滝「じゃあ、俺も教えてもらおうかな」
跡「フッ…仕方ねぇから聞いてやるよ」
………………。
いや…まぁ、別にいいんだけどね断る理由も無いし
ただ、宍戸と滝君とジロー(名前で呼べと言われた)はいいとして…………
跡部君、あんた何様だよ。
あ、俺様何様跡部様か←
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とまぁ、こんなわけで今日1日で一気に5人の名前が電話帳に増えたわけだ
……何か、どーでもいいことでメールがきそうなんだけど(特に向日とジロー)
そういうの呉兄だけで十分だって
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