【 世界の中心で、愛とパスタとSOSを叫ぶ 】
□【世界旅行0周目:Meeting of the World】
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西班牙「も〜、またアイツ等いつものどつきあい始めてもうたよ〜その間、俺等暇やんなぁ」
希臘「ん…今、ホメロスの死因について考えてた…」
“西班牙(スペイン)”の『アントーニョ・ヘルナンデス・カリエド』に、“希臘(ギリシャ)”の『ヘラクレス・カルプシ』。
ワーワーとまた騒ぎが大きくなる中も、2人はのんびりゆっくりと話をしていた。
西「なぁ〜、イヴァンは何か意見言わんの〜?何かアイツ等言ったったれや〜」
露西亜「え? 僕?」
アントーニョが話しかけたのは、“露西亜(ロシア)”の『イヴァン・ブラギンスキ』。
雰囲気がおっとりとしていて、田舎のような素朴な感じがする彼だが…。
露「僕は…トーリス、君が困って困って僕に泣いて懇願する姿が見たいな☆」
立陶宛「Σ」
その正体は、純粋ゆえに残酷な部分の心を持った青年だった…。
“立陶宛(リトアニア)”の『トーリス・ロリナイティス』は、彼の腹黒い発言に顔を背(そむ)ける…。
その後もイヴァンは、その調子で“良都美野(ラトビア)”の『ライヴィス・ガランテ』に同意を(脅して)求めた。
もちろんライヴィスは(泣きながら)頷くしかなくて―。
そこ光景に、アントーニョは冷や汗を流して黙るしかなかった…。
愛沙尼亞「イヴァンさん!
弱いものイジメはよくありませんよ!」
眼鏡の奥の瞳を輝かせ、イヴァンの行為を注意するのは、“愛沙尼亞(エストニア)”の『エドァルド・フォンヴォック』。
彼はバルト三国で唯一、ロシアに対抗出来る男である。
彼の今の発言に、イヴァンは穏やかな微笑みを浮かべて、こう言った―…。
露「うわーーー、君凄くムカつくよ(笑)」
―、と。
波蘭「そこまでだし!」
<にょきっ>
波「これ以上トーリスに近寄ると、ポーランドルール発動でお前の首都がワルシャワになるし!」
トーリスを庇うべく突如現れたのは、彼の相方である“波蘭(ポーランド)”の『フェリクス・ウカシェヴィチ』。
最も、その行為もイヴァンにとってはイライラの元でしかないのだけれど(もうすでに笑顔でイライラ中)…。
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