dream

□また始まった
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まただ………またマッスグマとチラーミィがいがみあっている…はぁ、なんでそこまで名無しに執着してしまうのですか…

名無しの手持ちのモンスターボールに入っているクレセリアにも外の話が聞こえてきていた。


もう少し二匹は落ち着いたらいいのです…
…と、クレセリアはモンスターボールの中で呟いた。


「二匹を落ち着かせてクレセリアっ」

名無しがモンスターボールを投げポンッっと音がし、クレセリアが出てきた。

「あなたたちいい加減に名無しを困らせるのはやめていただきませんか…」

はぁ、とため息を吐いて言った。

「でもっ、ぼくはっ…」
「こいつがっ…」
マッスグマとチラーミィがそういいかけたがクレセリアは冷たい目で二匹を睨み付けた。

「いい加減にしなさいと言っているでしょう。名無しが困っているのがわからないのですか。わかるでしょう。」

クレセリアがそう言うとマッスグマとチラーミィは、うっ…っと言い返せなくなった。

「名無しがみんなで行こうと言っていたでしょう。」

「…う、うん」

「そう、だな……」


「ねっ、だからみんなで散歩行こうよ!」名無しが笑顔で言った。

「「……うん…」」
悪かった…とマッスグマとチラーミィは互いに謝った。

「……でも名無しを困らせた罰です。ワタシが一番始めに名無しと散歩に行きます。あなたたちはモンスターボールの中で少し反省していなさい。」

「で、でもクレセリア…」

「いいのですよ名無し、反省させないとまた喧嘩になるかもしれないでしょう?」
クレセリアは名無しに優しく言った。

「…うん…そうだね、ごめんねマッスグマ、チラーミィ…今度は喧嘩しないでね?」

名無しは二匹に言い聞かせモンスターボールに戻した。

「…では名無し、一緒に散歩に行きましょう」

「うんっ!」

名無しの返事を聞くと、クレセリアはにこりと優しい笑顔になった。








































まだまだ子供のあなたたちにワタシの名無しを渡しませんよ
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