03/31の日記

22:58
引き続きピンポイントで嵌まり中
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先日カジノロワイヤルのディスク買って用事しながらちょっとだけ観るつもりがうっかり2回目全部観てしまいました…やらかした←
やっぱりすごいなーと思ったのは2時間半が全然長く感じなくて気づいたら終わっちゃう所なんだよなあ…むしろもうちょっと観たいと思う位で怖いww映画館で観ても最後までお尻痛くならないタイプだろうなあ…ぜひ観たかったー
2時間半釘付けにさせる映画ってなかなか難しい。緩急と静動、肉体アクションと精神ロマンス、傭兵的ゴツさと硬質な諜報部員らしさ、凄みのあるドライさと繊細な純愛という具合にこれでもかという位切り替えて来る。
ちょっと生身アクションすごすぎて、面白いけど疲れ気味かなー後でしっとりした作品観ようかなーと思う頃に優しい音楽とロマンス展開。
戦場めいた肉体アクションばかりかな、後で別の頭脳戦作品でも観ようかなと思う頃にカジノでポーカー駆け引きタイム。
ラフな格好が多いなワイルドなタイプかなと思った頃にオーダーメイドのタキシード。
穏やかな自然風景が無くてちょっと寂しいけどしょうがないよねと思った頃に素敵な風景。
ツンデレ二人の対等駆け引きはこれはこれで凄く楽しいけど小洒落たままで行くのかなーまあボンドだしなーと思う頃に繊細な純愛寄り添い展開。
…何ですかねこの至れり尽くせりのサービス接待ぶり(笑)
特に良いなあと思うのは言葉や明確な画面表現していないものが何となく全部伝わってくる事なんです。
そして一番びっくりするのはやっぱり、冒頭はどこかで観た傭兵型肉体アクションっぽくて、無骨で地味目だし特にカッコいいなとは思わなかったダニエルボンドが、どんどん魅力的に見えて来る。話の流れで魅せている。初めは到底合わなさそうだったボンドのテーマ曲が最後に流れた時は気持ち良い。
これはすごい。
キャンベル監督なのかハギス脚本家なのかわかりませんが、絶妙なバランスで作られてます。
ドライなのに熱い。ワイルドなのに繊細。スピーディーなのに静けさがある。
何とも絶妙な感じがします。

とにかく、ダニエルボンド4作全て観てこの作品だけにめちゃくちゃ嵌まったのが未だにびっくり。スカイフォール観た頃は想像もしてなかったまさかの展開です^^;
「従来のボンドらしいか」と言われれば頷けませんが、ここまで考え抜いて全力でやり切ってくれれば納得できるなと思いました。あと過去のボンド作品を手掛けた監督という事もあるかも。良い改変例かな。

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