06/30の日記

21:08
改めて今の感想
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ようやく連日のBANANA FISHワールドから帰還してきました←この漫画を通して読んだのは相当久しぶりでしたが(うっかり読んじゃったW)前ほど引きずらず切り替えられるようになった点は進歩…したのか?(笑)
でもやっぱり基本的にすごいエネルギーと吸引力のある作品だと思う。未だ私の中ではこの作品が「読み出したら終わるまで離してくれない(強烈に引き込まれる」漫画ダントツトップなんです。
これ以上の引き込まれ感と読後感の漫画にはまだ会えてないf^^;

ところで久々に読んだら前に読んだ時と見方が少し変わった所がありました。
主に英二の事なんです。
この作品における彼のポジションって作者がその気になればもっと活躍させる事が出来たと思うんですよね。
例えば陸上じゃなく空手や合気道や柔道、少林寺拳法の達人とか医大生でアッシュとまではいかなくても薬物知識あるとか。
もうちょっとは戦友寄りにできたと思うんですよ。でもそれをしなかった。
彼はそういうポジションを敢えて捨て、愛する者や守るべき者や自分を見返りなく包み込んで受け入れてもらえる者を求めていたアッシュの心に応えるかのようなキャラになった。
お母さんに置いていかれ初恋の女の子やお兄さんやスキップやショーターを喪ったアッシュは段々と英二に色々なものを求めていく。
(魂の)パートナーであり母であり兄であり親友であり庇護すべき者。
英二に対するアッシュの無意識の欲求はどんどん増えていくのです。
それにあんな風に応えられる英二はホントにすごいと思いました。ある意味BL的な肉体関係を求められるよりずっとすごい←
今読むと「英二くん、君は本当にそれでいいの?」と問いかけたくなる感じ。でもきっと彼はあの笑顔で気負わずに頷くんでしょうね。
英二のあの自分の役割の徹底ぶりは本当にすごいなあと思いました。
私が作者ならうっかり彼を活躍させちゃってアッシュの大事なものを守りたい欲求を潰しそう(笑)

英二はよく月龍の台詞みたいに「足手まといでイライラする」と言われるのを見ますが今の私から見るとアッシュの欲を満たそうと自分の役割に収まってる感じがする。
アッシュって実は足手まとい嫌いじゃないと思うんです。少なくとも一方的に自分が守られるよりは。…大事な相手を守りたくてしょうがないタイプだよね(笑)そこを満たすとああなるしかない。
彼に華を持たせてあんなに自然体でいられる英二はやっぱりすごいです。

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