とある短編の創作小説

□00 ハッピーネクスト!
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 ※前置き※

 今作の時系列は、アニメ最終回の後(※劇場版ネタは未観のため含みません)。

 キャンディはメルヘンランドの女王の称号を持ちながら、星空みゆきと平穏に暮らしている。

 また、ウルルンは日野あかねと、オニニンは黄瀬やよいと、マジョリンは緑川なおと、ジョーカーは青木れいかと、それぞれ暮らしている(理由は後述の※カップリング※を参照)。

 ちなみに、みゆきたちはプリキュアに変身できない設定だが、特異な力を振るうことは可能(詳しくは後述の※プリキュア※を参照)。





 ※今作の大前提※

 ウルルンとオニニンとマジョリンの三人は、バッドエンド王国の三幹部だった頃に使用したハイパーアカンベェの黒っ鼻の影響で、他の妖精たちよりも短命になっていた。

 失った寿命を取り戻す方法を探すため、人間界の星空みゆきたちの許へと助けを求めにやってきた。

 一方、人間の怨恨や怨念の集合体だったピエーロの一部として溶け込んだジョーカーは、人間が存在する限り消えることのない負の感情の僅かなバッドエナジーの中から完全復活を遂げる(復活したのはジョーカーのみでピエーロは存在しない)。

 しかし、ピエーロもバッドエンド王国も無くなった今となっては世界に興味をなくした様子で、ウルルンたちの延命に渋々と助力する。

 今作は、後述するジョーカーのオリジナルアイテムを介して、ウルルンたちの延命をテーマにした物語。





 ※オリジナルアイテム※



 ・ハッピービーンズ

  夢や希望や幸福を意味する“ハッピーエナジー”が凝縮されているカラフルな粒。

  大きさは豆粒大で、二回りほど大きなアクセサリービーズのイメージ。

  善行などを働くと、後述するスマイルグラスの中に自然と溜まっていく。



 ・スマイルグラス

  グラスという名称だが、実物は中身が空洞のガラス玉のようなもの。

  大きさはサッカーボールほどで、典型的な魔女の持っている水晶玉より少し大きいイメージ。

  持ち主の良心や善意に共鳴してグラスの中にハッピービーンズを溜めていく機能を持っており、グラス一杯にハッピービーンズが満たされれば一つだけ望みを叶えてくれるという。

  ウルルンたち三人は自身の延命のために、スマイルグラスの中身をハッピービーンズで一杯にしていくことを目標にする。



 ・白紙の絵本

  かつての“闇の絵本”と物自体は同様だが、闇の黒い絵の具の代わりに“未知なる白い絵の具”を用いて扱う。

  ジョーカーを除いたウルルンたちが一冊ずつ所持しており、全部で三冊存在する。



 ・未知なる白い絵の具

  白紙の絵本のページに塗ることで、周囲にいる生き物たちから未来への可能性の力を少しだけ分けてもらうことが出来る(その生き物たちの未来を奪うわけではない)。

  これによって、ウルルンはウルフルンに、オニニンはアカオーニに、マジョリンはマジョリーナに、それぞれ変身することが出来る(ただし変身していられる時間は限られており、分けてもらった未来への可能性の力が多ければ多いほど長持ちする)。





 ※プリキュア※

 前述したが、みゆきたちはプリキュアの力を振るうことが出来ない。

 だが、その代わりにプリキュアの頃に振るっていた力の一部を備えた、言うならば“超能力者”に近い体質と特異能力を得ている。

 みゆきは回復や治癒などの癒しの力、あかねは炎熱や爆発の力、やよいは雷や電撃の力、なおは風の力、れいかは氷結の力、などが主な特異能力。

 また、みゆきたちはプリキュアに変身しないためウルルンたちからは名前で呼ばれている。





 ※カップリング※

 今作には、星空みゆき×ウルフルン(ウルルン)、黄瀬やよい×アカオーニ(オニニン)、青木れいか×ジョーカー、のカップリング要素を含みます。

 これは完全にASの趣味です。

 ちなみにウルルンは最初、星空家に居候する意思を示していたが、既に星空家にはキャンディがいることと日野家に妖精がいなかったことから、ウルルンが妥協して日野家に住むことにした経緯がある。

 加えて、行き場をなくしていたジョーカーを青木家に招き入れたのは、れいか自身の意思だったりする(ジョーカーは了承していない)。
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