我ら、篠原家!
□プロローグT 「長女」
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“山田香澄”は荒地に佇む。
周囲には、軍隊が用いる戦車などの重火器。
しかし、その全てが破壊され、既に残骸と成り果てている……。
そして、かつて人間“だった”もの……。
死体が転がる荒れ狂った大地で、彼女は
たった一人だけ、生き残っていた。
彼女の人生は、決して羨ましいと思えるものではなかった。
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