とある囚人の更生記録
□第--.-話 説
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★世界説明★
●施設●
物語の舞台は、見た目は現実世界と変わりません。
見た目の違いは、公園にあるような公衆便所のような建物があちこちにある点のみです。
しかし、それは公衆便所ではなく、とある場所に繋がっているエレベーターの入り口です。
公衆便所モドキに入ると、そこは見慣れたエレベーター内と同等であり、ボタン操作をすれば1秒も掛からずに移動が出来ます。
移動先は、見た目は高級マンション。
その実態は、生前に罪を犯し、この世界に迷い込んだ死者たちが暮らす牢獄。
その階数は非常に多く、1Fにある部屋数は数え切れないほど。
部屋の扉は全てが鉄格子であるが、その全てに鍵は掛かっていない。
部屋に入ると真っ直ぐに廊下が伸びており、右が風呂場で左がトイレ。
廊下を進んだ先は真四角の空間が広がっており、正面には窓が一つ。
こちらにも鉄格子があるが、これは開かないようだ。
そして、部屋の両脇に寝台が一つずつ。
この高級マンションモドキの牢獄は、一部屋で二人の相部屋なのだ。