とある禁書の二次創作
□某パーティーゲーム
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コントローラーを四つ接続。
カセットを差し込んで準備完了。
スイッチを入れればスタート!
テレビ画面に映し出される、任天堂が誇るパーティーゲームの第1作!
一方「なンで“マリパ”なンだよ……」
結標「しかも“初代”……」
海原「…ここ“学園都市”ですよね…?」
土御門「“希少価値”があっていいんじゃないかにゃー……」
狭い一室で、テレビ画面の前に集まっているのはグループの面々。
たまの息抜きとして支給されたゲームソフトは、何故か十年以上も昔のパーティーゲームだった。
一方「なンだァ? キャラが6人しかいねェじゃねェか!」
結標「ていうか画質悪ッ!! 顔潰れてるじゃないの!?」
海原「………なんだかんだ言いつつも楽しんでますね」
土御門「“マリオ”いただき〜!」
一方「テメッ!!」
結標「じゃあ、私は“ピーチ”で」
海原「自分は“ルイージ”としましょう」
一方「………」
消去法。せめて人間で……。
一方通行=“ワリオ”に決定。
土御門「サイコロ振るぜい。……7か。……よし! 青マスだ!」
結標「次は私ね。……4。……青マスだわ」
海原「……お、10ですか。幸先いいですね。……おっと、赤マスでしたか……」
一方「残念でしたァ。次は俺だ。……1かよ」
海原「第一位だけに?」
一方「その唇、縫い止めてよろうかァ?」
ミニゲーム開始。
海原VS土御門・結標・一方通行。
ゲーム“オットット!つなわたり”。
海上にある綱の上を渡ってゴールを目指す海原を、船に乗った三人が大砲から弾を撃って邪魔をするゲームだ。
一方「オラオラオラァ!!! とっとと落ちやがれェ!!!」
結標「こらッ!! ただ撃ってるだけじゃダメよ!! もっとよく狙いなさい!!」
土御門「海原ぁ〜! 覚悟ぉ〜!!」
海原「………」
後に海原は、開始10秒で気迫負けし、自ら海に飛び込んだ。
スーパースターは誰なのか……。
それは神のみぞ知る結末……?