とある禁書の二次創作

□カラオケの一時
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 土御門「おお〜かみ〜なんか、こ〜わくない♪ メリケンサァックで〜、顎をいちげ〜き♪」

 一方「“赤ずきん”は、そンなキャラじゃねェだろォが……」


学園都市のカラオケボックス内。

珍しくグループの仕事もなく、平和な日常を謳歌していた面々は、カラオケに夢中だった。


 土御門「いやいや。“この”赤ずきんは、これで良いんだぜい」

 一方「あァ……。そォだったな……」

 海原「得点は……、69点ですね」

 結標「音、外しまくりなのよ」

彼らは今、誰が一番高得点を叩き出せるのかを競っていた。

 一方「次は結標かァ?」


 結標「さぁ〜、いらぁっしゃい〜♪ 命知らずの〜♪ 運命、の王子様ぁ〜♪」

 一方「ノリノリじゃねェか……」

 土御門「それだけ自信があるんだろうさ」

 海原「得点がでますよ……、81点! 今のところ、結標さんがトップのようです」

まだ二人しか歌っていないのだから、トップも何もあったものではないのだが……。

 一方「次は俺か……。めンどくせェ……」

 土御門「そう言わずに。今日は楽しんでいこうぜ」


 一方「小さな頃、お腹のォ〜空いた子猫のォ〜頃はァ〜♪ 母猫の温もりィ〜からも、逃げェ〜出しィ〜たァ〜♪」

 海原「音程がバラバラですね……。しかし……」

 結標「歌詞のせいなのかもしれないけど、一方通行が歌うとサビが悲痛ね……」

 土御門「79点か……。最後は海原だな」

 海原「はい」


最後の海原の歌声に、その場の全員が驚愕した。


 海原「さぁ行く〜よ〜♪ 魅惑の〜ぉ♪ お城の、招待状ぉ〜♪」

 一同(((うまッ!!!?)))


  海原光貴、100点獲得。

 グループ競争INカラオケバトル。


勝利を勝ち取った瞬間は、おそらくサビに行き着く前のことだった……。
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