とある禁書の二次創作

□魔術の右方&科学の第二位
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フィアンマ「俺様の声が気になる」

右席の三人「「「………」」」

 突然の発言。

 右方のフィアンマが口にしたのは、何とも意味不明な内容だった。

ヴェント「突然何よ?」

アックア「察するに、二期で出演した神の右席が、自分だけ省かれていた事に不満があるのであるか?」

テッラ「登場巻数的に、二期内では無理がありますよねー」

フィアンマ「三期に期待するとして、俺様の声を演じる声優が気になるのだが……」

 何だ、そんなことか。

 三人は心の中で共鳴した。

アックア「“メタ発言”というものであるか?」

ヴェント「触れちゃダメよ。でも気になるのは確かね」

テッラ「では、ここは一つ予想してみるのは如何ですかな?」

フィアンマ「魔術全土から情報を集めておけ」

 それは無理だろ……。

 本日、二度目の共鳴である。




アックア「調べた結果、四名の声優が上げられたのである」

フィアンマ「ほぉ……」

ヴェント「でも、あくまで予想だけどね」

フィアンマ「早く教えろよ。こっちは待ちくたびれてんだ」

テッラ(……よくよく考えたら、私だけ殺されるんですよねー……。どっかの誰かに……)

アックア「む? テッラ、何か言ったか?」

テッラ「いいえ、別に」




アックア「まず一人目。“石田彰”が上がっているのである」

ヴェント「“俺様”って口調のキャラ、演じきれんの?」

テッラ「そこは声優力の見せ所ですよねー」

フィアンマ「他には?」

ヴェント「“櫻井孝宏”なんてのもあるけど?」

テッラ「独特な声色が印象高いですよねー」

アックア「やはり、新約に入る前のラスボスとして、それなりの名声優が適しているのでは?」

フィアンマ「と、言うと?」

アックア「残りの二人であるが、“中村悠一”と“神谷浩史”が上がっているのである」

ヴェント「へ〜。いきなり大物がきたもんじゃない」

テッラ「ラストを飾るには、相応しい声優ですねー」

フィアンマ「………いや…」

右席の三人「「「ーー?」」」




フィアンマ「“俺様口調”ならば、“諏訪部順一”の方が……」

右方の三人「「「それはメルヘンに譲ってやれ」」」
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