とある禁書の二次創作
□あのネタ……、流行ったよね?
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ここは戦場。
死闘を繰り広げ、壮大な敵に立ち向かっている今。
上条当麻と一方通行は苦戦していた。
上条当麻「ハァ……ハァ……」
一方通行「チィッ……、クソッタレがァ……!!」
激しい激闘が続いていた戦場にて、現時点で立っている者は二人だけだった。
上条当麻「なぁ、一方通行。いい加減に妥協してくれ。もう“あの方法”しかヤツには勝てない!」
一方通行「ふざけンな! 死ンでも妥協しねェっつーの……」
上条当麻「一方通行……!」
一方通行「…………」
“あの方法”しか、勝てる見込みはない。
そんなことは一方通行も理解していた。
しかし……
一方通行「…………」
一方通行は、首を縦には振らなかった。
上条当麻「一方通行。お前が“あの方法が嫌だ”って気持ちは分かる。俺だって、初めて聞いた時は“マジかよ”って思ったさ」
一方通行「………だろうな」
上条当麻「でも、もう“その方法”しかないんだ! 土御門も、御坂も、皆やられちまった!! 打ち止めだって、いつ殺されるか分からないんだぞ!!」
一方通行「ーーーッ!!」
上条当麻「一方通行ッ!」
一方通行「ーーーくゥッ!! 仕方ねェな、クソッタレが!! やりゃァイインだろッ!!」
上条当麻「サンキュー、一方通行!!」
上条は、一方通行に“あの方法”を教えた。
上条当麻「いいか、一方通行。こうするんだ。これを、こうして……こうだ!」
一方通行「なあッ!!? こ、この俺が……、そンな馬鹿げた様を晒すのか……!!」
上条当麻「し、仕方ねぇだろ……。俺だって嫌だったさ……」
一方通行「チッ……! ごちゃごちゃ言っても始まンねェ! とっとと始めるぞ!」
上条当麻「お、おう!」
上条と一方通行が横一列に並んだ。
そして、二人が騒いでいた“あの方法”が始まった。