万屋グループ
□グループ 第3話
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そして現在。
一方通行たちの後ろで、残りの三人が作戦を確認する。
海原「愁様のストーカーと思われる方を確認した際、直ぐに一方通行さんへ報告」
結標「デートは一時中断してもらって、人気のない路地裏へ」
土御門「ストーカー野郎が路地裏に入ったところで、お縄についてもらう」
三人「「「………OK…」」」
愁「あの〜……、どこに、行きましょうか…///」
一方「あ、あァ〜……。喫茶店…とか、か…?」
愁「あ! はい、行きましょう!!」
一方「オイオイ! 急かすなっつーの!」
結標「…………何だか面白そうだから、このまま見ていたい気もするけど…」
海原「同感です」
土御門「どうせ現れるなら、もっと後からでも構わないにゃー」
THE・HITOGOTOな三人でした。
第四学区の喫茶店。
愁「はい、あ〜ん…///」
一方「………」
愁「……」
一方「…………あ、あ〜ん///」
店員「お、お客様! どうなさいましたか!?」
杉山「ご心配なく。この三人は盛大にツボに入ってるだけですので」
途中から、作戦の進行に不具合が出る可能性が出たため、杉山が乱入されていた。
第六学区の遊園地。
愁「あ! あれ乗りましょう!」
一方「まだ行くのかよ……。チッ、仕方ねェな……」
第十七学区の路上。
愁「人気が少なくなりましたね」
一方「あァ……」
愁「? どうしました?」
一方「……なンでもねェよ」
とある操車場を横切った際、二人の後ろを追う人影が確認された。
一方(……来やがったか…)
土御門(一方通行、第十九学区へ向かえ)
耳に取り付けたイヤホンから土御門からの報告が届き、二人は歩を進めた。