過去拍手文
□ファンクラブ(斎藤編)
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「ファンクラブって言えばさぁ、はじめくんも何気にモテるのにファンクラブとかないの?」
「………知らん。」
「え〜、取り巻きたがってる女の子たちは沢山いるんだからもっと愛想よくすればいいのに。色々便利だよ。」
「愛想など振りまくつもりはない。それに取り巻きも必要ない。」
「…この人本当に健全な男子高生デスカ?」
「はじめくんは僕たちとは違う時代に生きてるんだよ。」
「何を言う。俺はれっきとした平成生まれだ。」
「あ〜はいはい、平成生まれの武士だもんね。」
「無論だ。」
「でもさぁ、もったいないよな〜、折角モテるのに。」
「そうだよ、もっと自分の武器は最大限活用すべきだよ。って久々平助と意見があったキッモ。」
「何だよそれ!」
「必要ないと言っているだろう。」
「そうかなぁ、そういう女の子たちに一部の暴走しちゃうはじめくんマニアを取り締まってもらえばよくない?」
「なになにはじめくんマニアって!?そんなんいんの!!?」
「…どういうことだ?」
「え〜ほら、この間体操着盗まれたんでしょ?夏にはスク水も盗まれたんだよね?」
「…っ!!何故あんたがそれを知っている…!?はっ…平助もしやお前…!!」
「あ、あはは…、ごっ、ごめんはじめくん!!ついうっかり…。」
「ついうっかりでは済まぬ!総司にはあれほど言うなと念を押したではないか…!」
「だからごめんってば〜。」
「なにちょっとひどいねはじめくんてば。こんな面白そうな話僕に黙ってるなんてさ。」
「あんたに話すとこのように面白がるではないか…!」
「当たり前じゃない、こんな面白い話面白がらないでどうするのさ。」
「くっ…!だから嫌だったのだ…!」
「はじめくんてあれだよね、小中学校のときにリコーダーこっそり誰かに舐められたりしたタイプだよね?」
「総司っ…!!」
「わあぁ!はじめくんがキレた〜!!」
「あはは、図星なんだ!……って、ちょっと部室で竹刀振り回さないでくれるかな?」
「問答無用っ…!」
そして騒ぎに気付いた千鶴と土方先生が止めに入るまで、大暴れした3人でした。
その後沖田の根回しにより、斎藤の盗難被害はなくなったとかなくならないとか…。
2011/10/01