船の中の恋。

□二日間
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今日も始まる、二人の喧嘩それを、本を読みながら聞いているナミ。

パタン。
数分間続いた、その喧嘩に鉄槌を降したナミは、
「アンタたちは、会ったら喧嘩するんだから。この際暫く離れてみたら?」
「!………。」
「その方が清々する。」
「!…………。」
「サンジ君もそれでいい?」「はい………。」
「サンジ…………。」
「ん?ゾロなんか言った?」「嫌、何でもねぇ。」

二人が口を利かなくなってから、二日目。

「なんで、二人ともあんなにすれ違っちゃうのかしら?」
「さぁ、でも人の心はいつかは変わるものよ。もう少し様子を見ましょう。」
「ロビンがそういうなら。」
二人が、口を利かなくなってから、三日目の夜。
サンジは、朝の仕込みを終らせ自室に戻る。

途中にゾロを見掛けた。

月を見ながら哀しそうな眼をしていた。

「何なんだよったく」
サンジはついついそう言ってしまった。
「!!」
ゾロに気付かれた。
「ゾロ!」
「何だよ………。」
「!」
泣きそうな顔のゾロ初めて見た。
「話がある。そっち行っていいか?」
「!来んな。」
とか言ってるがまぁ良いだろ。
歩み寄っていく。
「来るなって。」
「なぁ、なんで泣きかけなんだ?」
「てめぇには関係無い。」
「!!関係無いね。」
サンジはそう言った。
「?」
ゾロは分けが分からず疑問符を出していた。
「ぁぁ、そうだな、全く関係無いな。………………だが俺はお前が哀しんでる姿は見たくない。」
「?」
「俺は今まで自分の気持ちに嘘ついてた。」
「それって………。」
「俺は、お前と二日間離れて、始めて嘘をついていた事を後悔した………もし、まだチャンスが有るなら、言わせてくれ?」
「な、にを?」
「ゾロ、、、俺はお前が好きだ。」
「!!………………遅せぇよ」「!?」
「俺も、、、テメェが好きだ!」



End。




女子部屋。
「あら、やっと言ったわね。」
と自分の能力を使って、ロビンが言った。
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