臨也お題

□どうなるか分かってる?
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「へっくしゅっ!!」
「風邪?」
「んー…違うと思うよ!」
「その自信はどっから来るの?」

ソファに座りながら寛いでいると隣にいた理央がクシャミをした。
もう秋になったから肌寒くなって来たなぁ…。

「理央寒い?」
「んー…少し?」
「待ってて、今毛布取ってくるよ。」

俺は寝室へ毛布を取りに行くと、後ろから可愛いクシャミが聞こえる。
あんな薄着で来るんだもん、そりゃ風邪を引いたっておかしくない。

「はい、毛布。あ、ココア飲む?」
「ん、貰おうかな!」

俺は自分のコーヒーを入れつつココアを作り、理央のところへ持っていく。

「なんか色々ありがと!」
「ねぇ…、今はもう秋で肌寒くなってきたんだよ?」
「まさかこんなに寒くなるとは思わなかった…。」
「夜は冷えるんだからもっと厚着した方がいいんじゃない?」
「そうだね…。って…ちょっ!?どこ触ってんの!?」
「こんな露出の高い服を来て恋人の家に来るなんて……どうなるか分かってる?」
「私はそんなつもりじゃっ…!!」

理央は俺の手を掴んで阻止しようと抵抗してるが…。
全く意味がない。
むしろ逆に興奮する…!!!!

「ねぇ理央……」





“俺を誘ってるんでしょ?”
(違う違う!!ちょっ…!?やめて!!)
(んー?聞こえなーい!)
(ん…!!)
(んー…幸せ…)





END


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