黒子のバスケ

□HALLO WEENに向けて-黄瀬涼太-
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「この黒猫…、なんだか似てるっスね!」
「え?」
「ほら!」

オレは黒猫のぬいぐるみを手に取り、理央っちと見比べる。
うん!
やっぱりそっくりっス!
くりくりのおめめ、ふわふわの毛並み…。
んー!!
可愛いっス!

「ちょっ!!涼太恥ずかしいっ!」
「あれ?声に出てたっスか?」
「もぉ…。」

顔を真っ赤にしながらぷいってそっぽむく理央っちはまるで子猫だ。
オレは思わずそのぬいぐるみを持ってレジへ行き、お買い上げ。

「…ぬいぐるみ買うなんて恥ずかしくないの?」
「全然!」
「そーですか。」
「このぬいぐるみがあれば忙しくて会えない時も寂しくないっスね!」
「黒猫で私を連想しないでよ!」
「しょーがないっスよ!そっくりなんだから!」
「ほら!バカなこと言ってないでハロウィンの飾り探しに行くよ!?」
「あっ!?おいてかないでほしいっス!!」

先を歩く理央っちはピタッと止まり、ちらっと振り向く。
うん。
やっぱり…、





“黒猫みたいで可愛いっス!!”
(涼太はわんこみたい)
(え?なんで!?)
(わふわふしながらついてくるから)





END


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