デュラララ!!

□挑発
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「ねぇ、ちゅうして!」
「…はっ!?」
「だからぁ、ちゅうして!」

俺よりかなり身長が低い理央はわざとじゃなくても上目遣いになる。
…俺を挑発してやがんのか?
辛うじて救いなのが此処は俺の家だ。

「いきなりなんだよ?」
「わかんないけど、今凄くシズに甘えたいの!!」

そして理央は俺に抱き付いてくる。
正直俺は理央の気持ちをストレートに伝えられるとこがすげぇって思ってた。
逆に俺はどうして良いかわかんねぇし、照れ臭くて言えねぇ。
だからか俺は態度で示そうと思う。

「たくっ…。」

俺は理央がつぶれない様に加減をしながら抱きしめてやった。
すると“えへへぇ”なぁんて言いやがるもんだから俺の胸がキュッてなった。

「理央。」
「ん??」

名前を呼べば上を向くだろうと予想していたから、俺は優しくキスをしてやった。
何度も何度も角度を変えながら、啄む様にしながら。

「ん…、ぅんん…。」
「理央…。」

時折、名前を呼べば理央は肩を震わせた。
やべぇ、もう我慢出来そうにねぇな。

「俺を挑発したのは理央だ、責任持てよ?」
「えぇっ!?今日は私が甘えたいのにっ!!」

理央は顔を赤らめ、瞳を潤わせながら反抗してきた。

「そんな顔をしながら反抗したって説得力ねぇぞ?」

そういうと理央は頬を膨らませながらそっぽ向いた。
なぜかそっぽ向かれてイラってした俺は強行突破に出た。

「ちょっ!?シズっ!!!!」
「あぁ?ちょっと黙ってろ。」

理央の口をキスで塞ぎ、俺は手を動かし続けた。


 
‘俺を挑発したお前がわりぃ’
(もーっ!!信じらんない!!)
(甘えたいだけなのに!!)






END


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