デュラララ!!

□君の幸せ
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キィィィィ…。
バタン。
俺は抱えていた理央を俺のベッドへ寝かせた。
全く起きる気配がないな…。
理央を起こさない様にそっと布団に入った。
んー…!!
理央ってば本当に良い香りだなぁ。

ぎゅーっ!!

なんで理央ってこんなに抱き心地が良いのかなぁ…。

…ニヤリ。

ふにふに。

「ん…、ぅんん…。」

……!?

ふぅ、起きなかった…。
あぁ…、俺今凄い幸せだぁ…。
俺はずぅーっとこの幸せが続けば良いのにって思った。
むしろ、この世界に俺と理央だけ居れば良いとさえ思う。
人間は好きだ、例外もあるけどね。
だけど理央だけは特別。
理央は本当に大事にしたい。
理央が毎日笑って過ごせる様に、理央が幸せに過ごせる様に、その為だったら俺は何でもするよ。
俺の邪魔をする奴は友人だろうが誰であろうが利用させてもらう。
だけど、理央には教えてやんない。
こんな話をしたら理央は笑うだろうからね。

「ん…、……ゃぁ。」
「ん??」
「ふふふ、臨也大好きぃ…。」
「なっ!!??」

どうやら寝言らしい。

「まったく、何でそんな可愛いかなぁ…。」

パシャッ!!
パシャッ!!
パシャッ!!

よし、今の可愛い寝顔を撮れた。
ちゃんとパソコンに移して大事に保管しとかなきゃ!
それと…。

カチカチカチ。

うん、これでよし!

ちゅっ。

俺は理央にキスをして、抱き締めながら目を瞑った。
そしたら知らないうちに眠り始めてしまったみたいだ。




“待受画面は愛しの君”
(ケータイを開く度に俺は幸せだ)





END


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