デュラララ!!

□風邪-平和島静雄-
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「っくしょいぃぃぃっ!!!」
「……豪快なクシャミですね。」
「あー…。」
「風邪引いたの?」
「大方ノミ蟲野郎が噂でもしてんじゃねぇか?…ずずっ。」
「鼻出てるし、ほら!ちーんして!」

ちーんっ!!
…珍しく風邪ひいたか?俺…。
そういや最近冷え込んで来たからなぁ。

「今日はおうちデートにしよ?私が看病してあげるよ!」
「いや、いい。理央移しちゃ悪いからな。」
「やだ、看病するの。」

はいはい、とっとと帰るよー!なんて言いながら俺の腕をぐいぐいひっぱる理央は本当に俺の彼女なんだなぁって思う。
はぁ、理央は言い出したら聞かないから観念するか。
…看病されんのなんて何年ぶりだ?
いや、風邪自体ひくのが久しぶりだな。
なんだかんだで忙しくて風邪ひく暇なんてなかったし。
理央といると自然と気が緩むんだろうか。

「静雄は何粥食べたい?」
「…卵粥。」
「…うん、わかった!」
「今の間はなんだ?」
「べつに?」
「正直に言ってみろ。」
「怒らない?」
「さぁな。」
「んー…。卵粥ってなんか可愛くて予想外だったの。」
「…そうか?」

お粥って言えば卵じゃないのか?
まぁ、いいか。





“お粥楽しみにしてる”
(まっかせといて!!)
(ありがとな)
(いえいえ!)






END


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