冒険

□第3章
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「おーし!じゃあ私が手本見せるからな!よーくみとけよー」

どうもこんにちは

瀬能慎です

えーと堕ちた勇者を倒すために、修行することになりました



第3章


「そーいやブルーは武器何持ってるんだ?」

「私は、魔術使うから、それに必要な道具と神楽しか持ってないぞ」

「ブルーの魔法は強力だからな」

「ビット!魔法じゃない!魔術だ!」

「変な所にこだわるな!?」

「まぁ、とりあえず見とけよ!」

一瞬にしてブルーの空気が代わった

いつもみたいなへらへらした表情はそこになく、真剣な顔だった

「水をつかさどりし水の聖霊よ、今我に力を貸し、敵を振り払う力を与えよ!」

ブルーの掌に光が集まっていく

「水聖霊1の術!水菊!」

そして的に向かって放たれた!

ドシャーーン!

「ふぅ」

「相変わらずすごい威力だな」

「・・すっげ。ブルーってこんなに強いのかよ」

「なんだよ慎。驚いてるのかぁ?こんなもの基本技の一番弱いやつだぜ!」

「これが一番弱い!まじかよ!?」

「慎も特訓すればこれぐらいの攻撃できるさ」

「そうかな?」

「あぁ、その銃中々いい銃だしな」

「そうなのか」

俺は銃を改めてみる

俺の銃は、全身真っ黒な漆黒の銃だった

「かっこいいよな!それ!」

「とりあえず撃ってみたらどうだ?」

「おぅ!・・・・はぁあああ!」



ドンドンドンドン!


「おお!すっげー!やるじゃねぇか慎!」

「そ、そうか?///」

「戦闘時に冷静に対処すればそこらへんの敵も倒せるだろう。後は慣れだな」

慣れ、か。俺に出来るだろうか?

そもそも二人は堕ちた勇者を倒すのが目的なんだよな

俺なんかが役に立つのか?

というか俺、絶対足手まといになるよな;;

「ん?オイ、慎!」

「なんだ、ブルーってうわっ!」

俺はブルーに引っ張られ、ガシィ!と腕を掴まれた

「おい、ブルーどうし「いいか慎。別に私達は、お前が弱くても強くても関係ない。ただ、私達と一緒にいてくれればそれでいいんだ!だから、ニ度と自分を役立たずなんて思うな!」

ブルーはそう言うと俺の手を放し、どこかへ行ってしまった

「なんだったんだ・・・・」

ビットが俺の横に静かに歩いてきた

「ブルーは慎を、元気づけようとしたんだろう。あいつは不器用だからな、まぁわかってやってくれ」

「でも、なんで俺の考えてることが・・・」

「お前の暗い表情を見てブルーは慎の考えを察したんだろう。」

「そうなのか。ブルーありがとう・・」

「っふぅ、さて、慎。俺達で特訓しようか」

「おぅ!」

ありがとうブルー

おかげで元気が出た

俺これから頑張るよ!
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