小説。

□なんで君は
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「あ、リンだ。」

俺は廊下に立ちながらこっちに向かって走ってくるリンに気づいて声をあげると、走りながらリンがこっちに気づいた。

「…あ!クオちゃんだぁ!」

「さぁ、俺に飛び込んできて!」

俺は、必死に走るリンの前で腕を広げてみた。

「え!?ちょっとぉぉ!?」
リンは足に力を入れて俺の前で止まってしまった…あーあ…

「ちょっとクオちゃん…なにその手!」

「リンが飛び込んでくるのかと思ってさ。」

ははは!いくら友達でもリンはしないよ〜!!とかリンは軽く言ってるけど、……お友達…か。

教室に入るとミクがやってきて、ざまぁみろってな感じの顔でこっちをみてきた。…苛ッ

「あーあ〜…なぁーんでリンは俺のこと眼中にないかんじなのかなぁ…」
「お前がキモいからだよ☆」

うるさいなぁ。

「…でも私とリンちゃんって脈アリだと思わない?ミクオよりは。」

「あーはいはいよかったね。」
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