小説。

□なんで君は
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ミクと話しているあいだにリンは窓際の後ろの席で、本を読んでいた。

俺の席はリンの隣。俺も席について、リンを眺めてみる。…なぜ…なぜリンは…

「…うーん?」

唸りをあげるとリンがこっちを向いて、「何?」ってかんじでニコニコしながら首を傾げた。

その仕草がかわいくて。
顔や素振りがかわいいから?朝の光を受けてとても綺麗に見えたから?心地よい声を聞かせてくれるから?

リンをなぜ好きか分からない。

「ねえ?リン」

「え?なに?」


「なんで君は








俺のこと好きじゃないんだろうなぁ。
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