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□散ったのは恋心、
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「…あ。」
いつの間にか満開となり咲き誇っていた桜。
『ん?あ、桜だね…。
すごく綺麗。』
思わず2人で足を止めて、桜を見上げていたら、一瞬風が強く吹いた。
『ん…っ…!』
こういうのは柄じゃないけど、
桜吹雪の中にいる名無したんが、儚いくらいに綺麗だから。
胸が、締め付けられた。
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