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□リョーマに告白!
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『越前くんっ、何回フられてもあなたが好きですっ!!!』
これで通算100回目。
どうしようもなく彼が好きだったから、諦めきれなかった。
これでフられたら、諦めよう。
頭を下げながら、そう思った。
けど、上から降ってきたのは
予想外の言葉。
「…俺も好き。」
『…ほ、んと…?』
情けないことに、私はビックリして声が出なかった。
やっと捕まえたんだ。
自由奔放でどこか掴めない。
まるで野良猫みたいな彼を。
「ほんとに決まってんじゃん。
けどさ、俺を本気にさせたんだから覚悟してよね…?」
『…っは、はいっ!!』
((本当は最初から気になってたなんて))
((絶対言わないけどね。))
(本当に捕らわれたのは、)
(どっち?)