江戸っ子奮闘記
□第三章 ラインフォード家の人々
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屋敷に入るとそこには外装にも負けないくらいきらびやかな空間が広がっている。
こんな田舎にシャンデリアって…
エントランスには小柄なおじさんが立っていた。
「ようこそおいでくださいまして、ありがとうございます。私、この家の執事のマシューでございます。上で皆様がお待ちでございます。あ、その前に、サロメ様からの言伝がございます。このナゾでございますが…」
「おい、またナゾか…」
マシューは犬の形に並べたマッチの乗ったトレーを出してきた。
第三章 ラインフォード家の人々
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