今、再び
□5話 襲撃
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奈穂はたった今、沖田の部屋に入ったところだった。
奈穂>こないだは助かった。改めて礼を言う。
沖田>気にすることはないですぜ。俺達は真選組ですからねィ。
奈穂>・・・で、何かしてやりたいのだが、どうすれば・・・。
沖田>気にすることないでさァ。
沖田がそう言った時、声がした。
?>総悟。入るぞ。
沖田>やべっ!マヨ方だ。あいつこないだあんたに負けてからあんたのこと「次は斬る」って言ってんでさァ。
スー。
襖が開かれた。土方は奈穂の姿をみて驚いた。
土方>なんでてめぇがここにいる。
奈穂>邪魔させてもらってるぞ。
土方>総悟、こいつを屯所にいれたのてめぇか?
沖田>そうでさァ。
土方>んなっ!
奈穂>このあいだは悪かったな。
奈穂は軽く頭を下げた。
沖田>土方さん、こないだのターミナルのこと教えてくれたのこいつだぜ。で、俺達が動いてくれたから礼をしにきたんでさァ。
奈穂>・・・・・そうだ、総悟。礼は何か買ってやるっていうのでどうだ?
沖田>それでいいでさァ。マヨ方もそれでいいだろィ。
土方>っ馬鹿言ってんじゃねぇよ!なんでこいつなんかに!あと総悟、マヨ方ってなんだ、コラッ!!
沖田>あ、間違えやした。マヨ四朗でした。
土方>死にてぇのか!!
そんなやりとりをみていた奈穂がクスッと笑った。
土方>なんだよ。
<奈穂>いや、天下の真選組と言われる輩がこうも笑えるとはな。
そう言ってまた奈穂は薄く笑った。
沖田・土方>!!///
沖田)笑うと可愛いじゃねぇですかィ。
土方)笑顔ってのは武器になるもんだな。こいつは普段とのギャップでさらに。
奈穂>で。
また奈穂は仏頂面にもどった。
奈穂>何か買うってことでいいのか?
沖田>いいでさァ。
土方>・・・特別に許してやるよ。そのかわり、まず近藤さんのとこ行くぞ。
奈穂>了解した。
三人は沖田の部屋からでて、近藤の部屋へと向かった。