今、再び〜過去編〜
□2話 笑顔
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奈穂>なぁ。なんでお前等はそんじょそこらの大人より強いんだ?
銀時>おまえもそんじょそこらの奴より強いけどな。
桂>俺達は松陽先生に剣術を習ってんだ。
奈穂>ということは吉田とかいう奴は強いのか?
高杉>強ぇぞ。と言っても口だけじゃ分からなねぇか。
桂>実際に見たほうがいいだろうな。どうだ、俺達はこれから稽古に行くとこなんだ。一緒に来るか?
奈穂>いってみたい。
高杉>よし。決まりだな。
四人は塾内の道場に向かった。
〜〜〜道場〜〜〜
高杉>先生、こいつに稽古を見せてやってもいいですか?
松陽>構いませんよ。
奈穂は20分ほど稽古を眺めていた。
松陽>そうです。奈穂、あなた、銀時達と刀を交えてみなさい。
奈穂>えっ!?
高杉>そいつぁ、いいや。
銀時>手加減はしねぇぜ。
桂>俺もだ。
松陽>彼等はこの塾内で敵う者がいません。つまりトップです。
奈穂>俺、銀時達とやってみたい。
松陽>そうこなくっちゃ。
松陽は奈穂に竹刀を投げた。
松陽>それでやりあうんですよ。ルールは相手が負けを認めるか、戦闘不能になるまで戦います。
奈穂と桂は竹刀を持ち、向かい合った。