今、再び〜過去編〜
□2話 笑顔
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奈穂と桂は竹刀を持ち、向かい合った。
松陽>それでは、始め!!
松陽の掛け声と共に桂と奈穂は同時に飛び掛った。
打ち合いを始めて2分。勝負あった。
奈穂が桂の竹刀を弾きとばした。そしてそのまま竹刀を桂の首に持っていった。
桂>参りました。
桂は頭を下げた。
松陽>勝負ありですね。では次、晋助。
高杉>はい。
二人は向かい合った。
松陽>始め!!
二人はとりあえず相手の様子をうかがっていたが、高杉が地を蹴った。奈穂もむかえうつ。
開始から5分。奈穂が防御をした時、体制が崩れた高杉の腹めがけて蹴りをいれた。
高杉はそのままこけた。その首には奈穂の竹刀。
高杉>おまえ、本気で蹴ってないな。銀時の時みたいに。
奈穂>あれは痛いだろ?
高杉>まぁな。
高杉は苦笑いした。
松陽>次は銀時です。
銀時>かったりーけど、やるか。
銀時は立ち上がった。
桂>この試合おもしろくなりそうだな。
高杉>そうだな。なんたって銀時はこの塾一、腕がたつからな。
松陽>それでは、始めましょうか。
銀時と奈穂は向かい合った。