未定

□プロローグ
3ページ/8ページ


大きく教室のドアが開いた。
全員がドアのほうに振り向く。

そこには、あの3人がいた。
ただならぬオーラを出して。



「……おい、お前。」
キングこと、大神忠義(おおがみただよし)が、クラスの男子……笹村君に話しかけた。
笹村君は青い顔をしている。
「沙織にちょっかいかけたそうだな。」
大神忠義が睨む。
「僕ら3人にちょっかいかけたらどうなるかわかるよね?」
笑顔でナイト…王之内雅人(おうのうちまさと)が笹村君に近づく。
クイーン…妃沙織(きさきさおり)は黙って成り行きを見ている。
「だって、あの女が…」
そう言って、南さんを指差す。
「やらないと別れるとか言ったから……!」
すっと大神と王之内の視線が南さんに向かう。

「わ、私、そんなこと、」
「言ったじゃねぇか!」

笹村君と南さんの言い合いが始まる。


次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ