未定

□プロローグ
1ページ/8ページ

'


チュンチュンと小鳥の鳴き声が聞こえる。
連日の雨は止み、久々に太陽の光が道を照らしていた。
私は、スキップをしそうな気持ちで学校に向かっていた。

私の名前は、柊初瀬(ひいらぎはつせ)。
日ノ崎高校の2年生だ。
みんなからは「初」とか、「はっちゃん」と呼ばれている。
ま、どこにでもいる高校生。


「初!おはよう!」
校門の前に友人の冬沢乙葉(ふゆさわおとは)がいた。
彼女は中学からの親友で、同じクラスでもある。
とても可愛い友人だ。
ちょっと天然なところもあるけど。

「おはよう!乙葉。」
私は、乙葉と自分の教室に向かった。


――――――――
――――……


昼休み、私と乙葉は教室で一緒にお弁当をたべていた。
「相変わらず豪華なお弁当だね……」
「お母さんが張り切って作ってるから。」
乙葉のお弁当は今日は3色そぼろご飯だった。
羨ましい。
私のお弁当なんて、全部冷凍食品だぞ?
「乙葉のお母さんが羨ましいよ。」
「でも、初は自分で料理できるように教えてもらってるじゃない。そういうの羨ましいなぁ…」
「単に娘に作らせようとしてるだけだとおもうけどね。」



次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ