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□ナニがあっても後戻り不可能
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「おはようごぜェや〜す」

総悟の腑抜けた声が部屋に響く。
隊士達の視線が一気に総悟に集まった。

「総悟クン?今は昼なんだけど・・・・・」

堂々と朝の挨拶をしながら部屋に入って来た総悟に近藤がつっこむ。

「すいやせん、近藤さん。でも、サボるよりは遅刻の方が良いかと思いやして」

「じゃあ、もう少し申し訳なさそうな空気だそうよ〜〜」

無駄に語尾をのばす近藤は、呆れているようで笑っていた。

「あれ、土方さんはいないんですかィ?」

「あぁ・・・・トシには珍しく、サボりみたいでなぁ・・・・」

どういう事だろうか?
あの人は確かに仕事に行くと言っていた。
その後、自分は一眠りした上で自分はココに来たのだから、行き違いも有り得ない。

「だが、丁度良かった。今日、お前とトシで外廻りだろ?」

「あれィ?そうでしたっけ?」

とぼけたようにはぐらかしたが、本当はその事を知っていた。
だから、サボらなかったのだ。
それなのに、土方がいなくては意味が無い。

「じゃあ俺、土方さん捜してきまさァ」

「あぁ、ちゃんと外廻り行くんだぞ?俺はちょっと出掛けてくるから・・・・・」

頬を赤らめながら、近藤はさも嬉しそうに言った。

「また、ストーカーですかィ?」

総悟はズバリ真意を聞いた。
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