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□本日、○月○日
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目の前には、ピンク色のチョコレート売り場。
しかも、その周りはキャイキャイとギャルらしい少女たちが並んでいる。
正直、乗り込める気がしない。
なんつーか、もう、全体的に怖えぇよ。

絶望的な現状を目の前に、土方は脱力する。

……もう、いいよな、俺頑張ったよ。
普段なら絶対来ないようなところに来て、ここまで真剣に悩んだんだから。
うん、もういい。
はず…。
だって別にアイツと約束したわけじゃねぇし。
アイツだって―――。

『来週…楽しみにしてやすからね、土方さん』

なんて、言ってたっけ。

(……………っっ!!)

思い出して、頬が紅潮する。
それを冷ますために、ばしばしと手で頬を叩いた。
言い訳と、沖田の笑顔が頭の中でぐるぐるまわる。

(あ〜〜〜う〜〜〜)

しかたねぇ、買ってくか。
土方は一つの結論を見出すと、ピンク色のチョコ売り場へ歩いていった。



土方が屯所に戻ったのは、それから3時間後のこと……。
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