Starry☆Sky
□羊を応援する
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朝、哉太の部屋に訪れたのは羊だ。
「かーなた。起きてっ遅刻するよ」
ゆさゆさと体を揺するが起きない。
殴っても、くすぐっても起きる気配がない。
「もぉ…。」
初日からてこずってしまった。
仕方がなく一人で学校へ向かう。
「ほんと手ごわいや…」
しばらくすると哉太が登校してきた。
「哉太っおはよう」
そして頬にキスをする。
「よ…羊〜っ」
顔を真っ赤にする哉太。
「どうしたの哉太?顔真っ赤だよ?」
「誰のせいだっ!朝から何すんだよ!」
「朝からって…おはようのキスだよっ常識だろ」
「ここは日本だっ」
怒りながら近づいてくる哉太から逃げる
「好きな人にする挨拶をしただけだろ…そんな怒ることないじゃないか」
自分のことを否定されたと思い機嫌が悪くなる羊。
それを聞いた哉太は動かなくなった。