Starry☆Sky
□ 補講授業
2ページ/5ページ
「お前は…今走ったって遅刻は遅刻だッ」
「次の授業…出席日数ヤバイんですよ…」
七海は焦っている。
「次?次って…俺の授業じゃねーか!!」
「すいません…でも…このままだったら陽日センセーも遅刻っすよ」
七海が無邪気に笑った。
その顔に見惚れていると
「陽日センセ?授業いいんですか?」
その言葉で現実に戻される
「やべっ授業!!!」
思わず走り出す。
「陽日センセー」
「七海も急げッ」
七海はニヤッと笑い
「廊下は?」
「今は例外だ!!許す!!だから走れ」
「…可愛い」
七海がボソッと呟いたが聞こえなかった。
何とか授業に間に合った。
七海を見るとぐっすり寝ている。
気持ち良さそうで起こすのが勿体無い…
すると七海が急に起きた。
と、ほぼ同時に鐘が鳴った。