Starry☆Sky
□花火
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〜琥太郎視点〜
保健室に郁と直獅を置いて行く
返事が無かったので気持ちが焦る。
急いで七海の部屋へ向かった。
勢いよくドアを開けると
ベットに七海の姿が無い。
「七海!?」
部屋に入ると、机の前で七海が倒れていた。
「七海!!しっかりしろ!!」
とりあえずベットへ運ぶ。
発作が出ている訳では無いようだ。
七海の顔はほんのり赤い
額には汗…体が少し震えている。
「夏風邪か…熱が高いな」
濡らしたタオルを額にあてる。
「ん……」
七海が目を覚ました。
「夏風邪のようだ。熱があるから暫く安静にしてなさい」
「…星月…センセ……?」
意識がはっきりしないのかぼーっとしている。
「寝てなさい。」
他の生徒であればそのまま帰るが
相手は七海だ。
いつ発作が出てもおかしくはない。
体調が良くなるまでいることにした。