Starry☆Sky
□花火
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〜哉太視点〜
何時間が経っただろうか
目を覚まし起き上がる。
吐き気は治まったが、頭痛が酷い。
頭もクラクラしていて、再びベットに倒れこむ。
手に違和感がある。
確認するために再び起き上がると
星月センセーが手を握っていた。
「七海…体調はどうだ?」
星月センセーは寝ていたが
俺が動いたので起きてしまったらしい。
「あ…大丈夫…です」
星月センセーは微笑みながら俺の頭を撫でた。
が、その手が俺の胸元の方に来た。
そして軽く突っついた。
「ひぁっ……」
視界がぐにゃりとすると共にまたもやベットに倒れた。
「大人に気を使うな」
大丈夫じゃないことはお見通しだったらしい。
「お前の場合は、幼馴染にもだな…」
そう言って星月センセーはまた頭を撫でた。
そして俺は眠りについた。