Starry☆Sky
□背くらべ
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「直獅?」
いつもなら照れてすぐ離れるのに
考え事をしていたせいで
タイミングを逃していた。
「せんせーの…せんせーのばかぁぁ」
急に恥ずかしくなり突き飛ばし逃げ出す。
「直獅!!?」
なんで逃げたんだろ…
いつもいつも逃げている…
もっとこたろー先生とつり合いたい。
背が伸びたい
恥ずかしがらずに言いたいことは言いたい。
足がもつれその場に倒れ込む。
「いっ…」
立とうとしても足を捻ったようで痛くて立てない。
きっと…
バチが当たったんだ…
わがままばかり…
うまくいかないことは身長のせい…
こたろー先生は身長差を気にしては無い。
俺はどうしてこんなに子供なんだろう…